協会紹介

設立趣旨


1.設立趣旨

  PFIは、英国で生まれたNPM理論が行政と民間との協働で最も効率的な公共サービス
の提供を行う考えPPPへと発展しその具体的な実現化の手法のひとつ。日本では、国及
び地方自治体の財政が逼迫する中「小さな政府」、「民営化」等の行政改革の流れの中、
官民連携で住民のニーズに対応した付加価値の高い公共サービスを効率的、効果的に
提供することを目的に1999年(平成11年)に議員立法で「民間資金等の活用による公共
施設等の整備等の促進に関する法律(通称PFI法)」が成立した。 しかし、手続きの煩雑
さや専門性の高い知識が要求されるなどPFI事業の実施についてはハードルが高く一部
自治体、大手企業に限定されなかなか普及しないのが現実。
  こうした中、全国地域PFI協会は、平成20年5月地方公共団体とのパートナーシップを
確立し、地域密着、地域完結のPFI事業の推進を図り、PFI事業を通じた社会貢献活動
を行うこと目的として賃貸マンション建設を行っている地方ゼネコン集まり任意団体とし
て設立。
 しかし、活動に於いては任意団体であること等が壁となり思うような活動が出来ない状況。
こうした中、今後のPFI事業普及の必要性を痛切に感じ下記、活動を行うことを目的として
特定非営利活動法人(NPO法人)としての法人格を取得し地方公共団体とのパートナー
シップを取りながら公共サービスの向上、地域経済の活性化に寄与する

【活動】 ①PPP・PFI事業による公共サービスの情報収集・調査・研究
【活動】  ②PPP・PFI事業による公共サービスの普及・啓発・研修
【活動】  ③PPP・PFI事業による公共サービスの企画・提案


【用語説明】

・PFI (Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)
     民間の資金や経営ノウハウ、技術ノウハウ利用して社会資本を整備し国民(住民)
     に対して 低廉かつ良質な公共サービスを効率的かつ効果的におこなう手法のこと。

・NPM(New Public Management:ニュー・パブリック・マネジメント)
     公共サービス(事業)に民間事業の経営理念・手法を可能な限り導入しようという
     新しい経営理論。

・PPP(Public Private Partnership:パブリック・プライベート・パートナーシップ)
     民間の資金のみならず経営資源を幅広く取り入れて,公共と民間との協働
     (パート ナーシップ)により,最も効率的に公共サービスの提供を推進するという
     考え方で,P FIのほか,民営化やアウト・ソーシング,管理委託などの手法を含む。

     ※NPM理論,PPPは公共サービス(事業)に民間の能力を取り入れるための
       考え方・概念 PFIはそれを実現する為の1つの手法であるといえます。